ペーパードライバーのすすめ

「免許証ほど便利な身分証明書はない」「今は乗らなくても、そのうち必要になるから」と、大学生になって間もなく、免許を取得することにした。それでよかったと思うことがいくつかある。
まず、文系の大学生なんてヒマをもて余しているので、自動車学校に通ったり筆記試験にむけて勉強したりする時間がとれる。そして、身分証明として保険証以上に便利である。

保険証の場合は、所属先も併記してあるため、勤め先という必要以上の情報も漏れてしまうが、免許証にはそのようなことはない。またこれは女性の場合だが、結婚して姓や住所が変わったとき、免許証の裏面を見ればその経緯がわかるため、わざわざ役所へ行って300円払い、有効期限のある住民票などを用意するよりはるかにラクである。結婚などをした場合は、まずさきに免許証の裏面にその旨を記入してもらい、それを持って銀行などの名義変更・住所変更をするのがよい。

そして私はペーパードライバー(ゴールド)のまま結婚して住所も変わったが、そこで車に乗る機会がいっきに増えたのだった。
住所が変わったことにより職場への通勤手段を変更せざるを得なくなったのだ。片道25km、約1時間。10年ぶりの運転であった。いきなり長距離長時間の運転であったが、かえってそれがよかったのか、いっきに運転には慣れた。そして、妊娠、出産、育児。日中、子どもを病院に送っていくのは母親の自分しかいないため、運転ができるということはとても大切なことだった。

ここまでで、免許取得に適したタイミングを振り返ってみる。やはり、大学生のうちだっただろうと思われる。「いつかきっと必要になるだろうから」と、数千円の更新料を払いながらも持ち続けてきてよかった。